ダイエットの大敵!便秘対策について教えて下さい。

ダイエットの大敵!便秘対策について教えて下さい。

日常生活の中では、便を柔らかくすることと腸の運動を促進させることが便秘を改善する上で大切です。そのためには、

  • 水分を多くとるようにする
  • 繊維質の摂取量を増やす
  • 適度の運動をする
  • 背中を丸めた姿勢を長くとらない
  • 必要に応じて臍の周囲を圧迫しながらマッサージする
  • 毎朝、必ず排便するぞ、という強い意志を持つ

この6点に取り組むといいでしょう。
医師が便秘の治療をする場合は、3タイプの薬を使い分けます。

ひとつは、緩下剤です。経口摂取した後、食物と混ざり合って水分を食物残漬中に保持する役割を果たします。便を柔らかくして、その柔らかい便で大腸のとおりを良くし、自己の大腸運動を高めようという薬です。

ふたつめが大腸刺激性下剤と言われるものです。薬局などでも市販されているセンナ系の下剤も、そのタイプのものです。医師が投与する大腸刺激性下剤にはかなり強力なものもあります。大腸の自律神経あるいは平滑筋に働きかけ、大腸の運動を促進します。

3つめが排便反射刺激剤です。座薬などを肛門から挿入し、その座薬が放出する成分が直腸の排便反射を刺激して、その結果、排便を促します。

ただ、こうした治療もあまり効果がない、たまった便が原因でダイエットできない、あるいは便秘気味のために心理的に落ち着かず、過食してしまうという人もいます。心の底から、「腸の中を空っぽにしてしまいたい」と願っているダイエットチャレンジャーのためには、こんな裏ワザがあります。大腸ファイバーの前処置薬を使うのです。大腸ファイバーの検査を行うときは、腸の中を空っぱにするために、前夜からラキソベロン、マグコロールPなどの薬を飲みます。大腸内 に便がたまっているとファイバーで粘膜を観察することができないからです。この薬を使って、腸内を空っぽにしてしまうという少々強引な方法です。一度腸を 空っぽにすると壮快で、仕事意欲が沸いてくる、という人もいます。便秘ぎみの人でもその後数週間はお通じの調子が良いとう人もいます。どうしても大腸内が気になるという人は、試してみてもいいかもしれません。

ちなみに、よく耳にする「宿便」と言われるものは、医学用語ではありません。粘液でおおわれ、常に細胞が剥がれ落ちている腸内の粘膜に便がこびりつくことはあり得ません。「ガンコな 便秘」のイメージから「宿便」という言葉が生まれたということなのでしょう。

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