理想のダイエットを成功させる方法その7~誰でもできる痩せる食べ方習慣とは~

理想のダイエットを成功させる方法その7~誰でもできる痩せる食べ方習慣とは~

ダイエット=痩せるための食事制限という意味が定着していますが、食事制限をせずに代謝を上げる方法があります。それは「ゆっくり食べる」ことと「よく噛むこと」です。噛むという動作の筋肉運動とともに、食べた後に胃や腸で消化吸収するとき、肝臓などで栄養をエネルギーとして使える形にするときやブドウ糖をグリコーゲンに変えて骨格筋や肝臓に貯蔵する際などに、消費される食事誘導性代謝を高めます。

これは、一日の消費エネルギーの約10%に相当します。厚生労働省、日本咀嚼学会では、食事をひと口含むごとにゆっくり30回噛むことを推奨しています。コツは、ゆっくりと一回でも多く噛むように心がけること、食材をあえて大きめにカットしたり、噛みごたえのある食事を選んだり、一番は食事を改めてよく味わって食べる意識を持つことがゆっくり噛むことにつながります。具体的な健康効果は3つあります。

1.唾液の分泌が増える

口の中で分泌される唾液に含まれるアミラーゼは、糖質の代謝に欠かせない消化酵素です。また唾液に含まれるIGF-1は、血液中においては、インスリン(※1) と同様に血糖値を抑えながら、脂肪を分解する働きもあります。

2.脳内で神経ヒスタミンの分泌が増える

食べ物を口に入れ噛み砕くとき、歯の歯根膜や頬の咬筋から中脳にある咀嚼中枢に神経興奮が伝わって、神経ヒスタミンの細胞体が存在する視床下部の結節乳頭核に運ばれます。そこには、ヒスタミン受容体が豊富に存在し、放出された神経ヒスタミシは、満腹中枢を刺激して食事で増してくるブドウ糖などの満腹信号よりも早く、「おなかがいっぱいだぞ」という信号を送り込むので、食べすぎを抑えることができるのです。
同時に咀嚼中枢が興奮し神経ヒスタミンが量産されると、満腹中枢を介して交感神経の中枢が刺激されるので内臓脂肪を燃焼させ、代謝を促進してくれます。

3.摂取カロリーが減る

食事がゆっくりになり、満腹になるまでの摂取カロリーが減ります。

上記以外にも、口臭予防や便秘予防、フェイスラインが引き締まるなど様々な健康・美容効果があります。まずは、読んだ直後の食事をゆっくりよく噛んで召し上がってみてください。

(※1)インスリン・・・食後の血糖値の上昇に応答して膵臓のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンである。肝臓の糖放出を抑制する活性、筋肉や脂肪組織の糖取り込みを促進する活性などがあり、血糖値の恒常性維持に中心的な役割を果たしています。

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