胃の病気

胃の病気

胃が弱いのですがどうしたら良いですか。

「胃が弱い」と自覚している人のほとんどにピロリ菌が宿っていることが知られています。ピロリ菌というのは、数ミクロンぐらいの細菌で胃の粘膜にへばりついている菌です。胃の粘膜にダメージを与え、胃炎や胃潰瘍をひきおこします。まずは、このピロリ菌があなたの胃に宿っていないかどうかを調べてください。採血だけでも調べることが可能です。
ピロリ菌のチェックは保険がききませんが、近所の病院で調べてくれるところがあるはずです。ピロリ菌がいたら除菌療法を行いましょう。ウソのように胃の症状がなくなることもしばしばです。
ピロリ菌がいなければ、一度は胃カメラを行ってください。胃カメラで慢性胃炎の所見があれば、なぜ胃炎が起こっているのかを考えてみましょう。タバコやストレスが原因になることがあります。原因に応じて治療方法を考えるのがいいでしょう。

日ごろ、胃は丈夫なのに、青魚やイカをナマで食べて4~8時間たった頃から、急に胃が痛くなってきました。

アニサキス症の可能性があります。アニサキスというのは5cmぐらいの細いミミズのような寄生虫で、たらやさば、いわし、さんまなどの青魚、イカなどに宿っていることがあります。冷凍したり熱を通せば死にますが、酢でしめたぐらいでは死にません。このアニサキスは胃の中に入ってきた後、胃の粘膜の下に潜り込んで、這いまわります。そのときに強い胃痛が起こるのです。
 ためらわずに病院に行って事情を話してください。医師には食べたものを話して、ついでに「アニサキスかもしれないのですが」と付け加えてみましょう。
 治療は胃カメラを行って、粘膜下を這いずり回っているアニサキスを見つけてつまんで取り出します。すると、胃の症状はすっかり消失します。アニサキスを取り出さなければ数日間、強い胃の痛みに耐えねばなりません。

お酒を飲みすぎて、胃がムカムカしています。すぐに治すいい方法はないですか。

薬局で販売しているH2ブロッカーがよく効きます。1錠内服してみましょう。1時間ぐらいですっきりしてきます。薬局のH2ブロッカーが効かないなら、医者からもらったH2ブロッカーを利用するのがいいでしょう。また、医者からもらえるプロトンポンプイン・ヒビターというタイプの薬もよく効きます。「飲みすぎたのは自分のせいだ。耐えるしかない」と我慢するのにはあまり意味がありません。
ムカムカしてからあわててそれらの薬を利用するのもいいですが、「今日はたくさんお酒を飲むことになりそうだなあ」というときに、あらかじめ内服しておくのがいいですよ。

お腹がすいてくると、胃がきりきりと痛みます。

空腹時に胃が痛むときは、胃潰瘍の可能性があります。胃潰瘍は胃の粘膜がえぐれて粘膜の下の組織がむきだしになっている状態です。最悪の場合はむきだしの組織から大出血をおこすことや、胃の粘膜が貫通して胃の外側に向かって穴があいてしまうことがあります。たいていは内服のお薬だけで治療できますので、近所の病院に行くようにしましょう。胃の粘膜の状態を把握するために、胃カメラを行うこともあります。たばこやアルコール、辛い食べ物などの刺激物は控えた方がいいでしょう。

ここ数日、胃が痛くてたまりません。病院に行くべきでしょうか。

急に胃が痛くなるときは、たいていは急性胃炎か胃潰瘍です。急性胃炎なら治療しなければ、治るのに1~3週間ぐらいかかることがあります。病院にはこのタイプの胃痛に対してはよく効く薬があります。また、注射であっという間に胃の痛みをとることもできます。病院に行ったほうがいいでしょう。

胃にポリープがあるといわれました。放っておいていいのでしょうか。

ポリープのいうのは体の内側にできた、表面が盛り上がったできもののことです。胃や大腸、胆嚢によくできます。大腸のポリープはたまにガン化することがありますが、胃のポリープはめったにガン化しません。ですから、胃のポリープが見つかっても、治療しないで放っておく医者が多いようです。あなた自身がそのままだと不安なら、胃 カメラで取ってもらうのがいいでしょう。病院に行って
「胃にポリープがあるといわれています。ガン化することはめったにないそうですが、わたしは不安でたまりません。胃カメラで取ってくれませんか」
と頼んでみましょう。

 胃にピロリ菌がいるといわれました。どのように対処したらいいでしょうか。

ピロリ菌は害になることはあっても、有益になることはまずありません。除菌療法を実施するのがいいでしょう。除菌療法の基本的な3種類の抗生剤を10日間ぐらい内服する方法ですが、医療機関によりやや異なっています。除菌療法は保険適応になっていないため、実施できる医療機関は限られており、治療費も5万円から25万円ぐらいとかなり異なっています。近所で除菌療法を行っている病院を知りたいときは、メールでその旨をお伝えください。

胃のバリウム検査の結果、「精密検査が必要です。胃カメラをやりましょう」と言われました。とても不安なのですけど・・・。

胃のバリウム検査ではちょっとした異常があると「念のために胃カメラを行いましょう」と指示されます。胃カメラの結果、「異常なし」といわれるのがほとんどです。実際に胃カメラを行うまでは、不安に思うのはやめましょう。

早期の胃ガンがあると言われました。「手術が必要です」といわれましたが、手術以外に治療方法はないのでしょうか。

胃ガンの広がりが小さければ、胃カメラで病変部だけを根元からはぎ取るストリップバイオプシーという治療方法やレーザー照射だけで治療する方法があります。また、開腹しなくても、お腹の表面に小さな穴をあけて、腹腔鏡という治療具を穴から入れて胃の一部を切り取る治療方法もあります。何が何でも手術というわけではないですし、各病院や同じ病院でも診療科(内科や外科など)によっても治療方針に違いがありますので、実際には何人かの医師に相談するのがいいでしょう。

胃ガンの手術を行いました。ある程度進行していたらしくて、とても不安です。胃ガンが再発しないようにする方法はないのでしょうか。

胃ガンで死んでしまった人はたくさんいます。逸見政孝氏の胃ガン死は一つの社会テーマになったほどです。胃ガンの手術後は不安がつきまとうのは当然でしょう。
実際には「まな板の鯉」になったつもりで、覚悟を決めて生活するしかないですが、心理的に安心するために、たよれる健康サプリメントなどを利用するのも一つの方法です。自己免疫力増強を謳っているサプリメントを利用するのがいいでしょう。
手術後2年で再発がなければ一安心です。5年経って再発がなければ大安心してください。

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