免疫を理解して冬場のウイルス対策をする方法

免疫を理解して冬場のウイルス対策をする方法

新型コロナウイルスの感染拡大が収束し、緊急事態宣言が全面解除されましたが、多くの人が新型コロナウイルスへの免疫を持っていない現状では、今後の「第2波」が来る可能性は非常に高いと予測されます。一般的に、ウイルスは夏に感染力が弱まり、冬に強まる「季節性」があると言われていますが、大きな理由は気温と乾燥です。気温が下がると、人間の鼻や喉の粘膜の働きが弱くなってしまい、ウイルスに対する抵抗力、つまり免疫力が下がってしまうことで体内に侵入しやすくなってしまいます。また、湿度があると水分とともにウイルスは地面に落ちますが、乾燥してくると、くしゃみや咳で飛び散ったウイルスが空気中にふわふわと長時間漂ってしまいます。特に冬場は寒さで室内に集まり、ウイルスが充満しやすい環境になります。

免疫は、体の外部からの侵入者である抗原(細菌やウイルスなど)に対して免疫細胞などが体を守る仕組みです。免疫には、主に好中球やマクロファージ、樹状細胞といった、体内に侵入した異物を認識してただちに排除する「自然免疫」と、侵入した異物の情報をT細胞やB細胞といったリンパ球が認識し、その情報に基づいて特定の異物を排除する「獲得免疫」が存在します。

骨髄では、好中球やマクロファージのほか、リンパ球(T細胞とB細胞)、NK細胞、形質細胞などほぼ全ての免疫に関わる細胞が生まれています。免疫細胞の約70%が集まっているのが小腸粘膜のパイエル板と呼ばれる粘膜関連リンパ組織です。腸内に有害な異物が侵入してくると、パイエル板は異物の情報を集めて分析し、T細胞、B細胞などの白血球に、異物への攻撃・排除を命令します。パイエル板の機能が全身の免疫力に影響を及ぼします。私たちの体の免疫力は、腸で7割決まると言われていますが、残りの3割は「心」(主に自律神経)が決めています。前向きな思考で笑って楽しく過ごしましょう。自然と親しみ、過度な運動を心がけましょう。

免疫力を高めるためにどんな食事をすれば良いのかをまとめます。発酵食品と水溶性食物繊維は、腸内環境を整えるのに不可欠なものです。さらに、プルーンやトマト、お茶などに含まれるポリフェノール類、青魚に多く含まれるEPAなどのオメガ3系脂肪酸も炎症を抑えるなどで腸における免疫力に大きく関わっています。免疫細胞を活性化させるためには、細部斧主成分であるたんぱく質が必要です。ビタミンAやビタミンE、ビタミンCは抗酸化力があり、細部の免疫機能を保持すると言われています。さらに、亜鉛やセレン、銅、マンガンなどのミネラル類も、免疫細胞を保護するために必要です。

多くの方が免疫力を向上させる食習慣、生活習慣を身につけ、安心した生活が送れる社会になることを願うばかりです。

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