糖質断食ダイエットで「長寿体質」の基本を作る

糖質断食ダイエットで「長寿体質」の基本を作る

ベジタリアンというと肉も魚も食べずに、野菜だけをひたすら食べるというイメージがあります。実はベジタリアンにはいくつか種類があり、乳製品を食べるベジタリアンや、卵を食べるベジタリアンもいます。
肉類は食べなくても魚介類を食べるベジタリアンを「ペスコ・ベジタリアン」といいます。私がおすすめするのはこのペスコ・ベジタリアンに近いスタイルで、野菜と魚を食べているなら肉を食べてもいいというベジタリアンです。

ある50代男性Aさんのケースをご紹介しましょう。
最初にクリニックへ相談に来たときから、Aさんは糖尿病の一歩手前という状態でした。過去、1,2ヶ月の血糖値がわかるヘモグロビンA1cは5%台後半をウロウロしている状態だったのですが、とうとう6.3%にまで増えてしまい、本気で食生活を改善することになりました。ちなみにヘモグロビンA1cは5.8%を超えると糖尿病といわれています。

Aさんには、糖質断食ダイエットに取り組んでもらうことにしました。

  • 穀物類は一切禁止
  • うどん、そば類も禁止
  • 砂糖もなるべく摂らない
  • にんじん、じゃがいもなどの根菜類も禁止
  • 果実もなるべく摂らない
  • 乳製品も控える
  • 根菜類以外の野菜はいくらでも食べていい
  • 豆腐や納豆など大豆系の食品は食べていい
  • 青魚を毎日食べる
  • 肉、卵は食べていい

このダイエットのポイントは「糖質を断つ」という点です。まずは体重を通すのが目的、ですから肉や卵を食べてもかまいません。
ご飯を食べずにおかずだけという生活に慣れるまで少々時間はかかるようですが、肉はある程度食べていいので、比較的気楽にダイエットを続けられるでしょう。
野菜の中で根菜類だけが禁止なのは、炭水化物を多く含んでいるからです。穀類や麺類を摂らないのも、炭水化物を断つためです。

炭水化物は糖質でできている栄養素なので、大量に摂取するとエネルギーとして使いきれなかった糖分は体内に蓄積され、中性脂肪となって肥満のもととなります。ですので、炭水化物を断たなければ効果はありません。

繰り返しになりますが、ここで第一の目的は、バランス良い食事を摂ることではなく、体重を落とすことです。食事の偏りが気になるかもしれませんが、それが糖質断食ダイエットです。

さて、Aさんのその後ですが、ダイエットを始めてからヘモグロビンA1cの数値は2ヶ月後から効果があらわれ、糖尿病はひとまず治りました。本来なら薬を飲んだり、インスリン注射も考えなければならないのに、食生活の改善だけで、症状を抑えられたのです。
体重も3ヶ月で8.6kgも落ち、Aさんはダイエットにも見事に成功しました。

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