「高タンパク・低脂肪」食で冷え知らず&スリムな身体

「高タンパク・低脂肪」食で冷え知らず&スリムな身体

私たちの身体は、呼吸や消化などさまざまな生命活動によって、たくさんのエネルギーを生み出しています。発生したエネルギーは、そのつど発散していないと、熱が身体にこもって体温がどんどん上昇してしまいます。
そこで私たちの身体は、心臓からもっとも遠い手足の先にどんどん血液を送り出すことで熱を放出し、体温を一定に保っています。
熱帯地方など気温の高いところで暮らす民族が一様に長い手足をしているのは、寒い地方に暮らす人々より、より多くの熱を発散するために長い手足が必要になるからです。

しかし、体内のエネルギーが十分でないときに、手足にどんどん血液を流してしまうと、逆に体温が下がりすぎてしまいます。そこで、手足の血液を減らして、体温を保ちます。
つまり、冷え性になるのは、体内の熱産生能力不足が原因。そこで、冷え性を改善するには、衰えている体内の熱産生能力を向上させればいいのです。

どうやって体内の熱産生を高めるか。方法としてはタンパク質の摂取を増やすことが挙げられます。炭水化物や脂肪に比べ、タンパク質は分解されるのにたくさんのエネルギーが必要であり、そのエネルギー消費にともなって熱が発生するため、タンパク質を食べると体温が高まります。

タンパク質のほかに、エネルギー産生を高め、身体を温める効果のある食材に、香辛料があります。トウガラシに含まれるカプサイシンや、コショウに含まれるピぺリン、モノテルペンなど、各種香辛料には、エネルギー産生を促す作用があります。また、昔から風邪を治す効果があることで知られているショウガには、ジンゲロールという辛み成分が含まれています。ジンゲロールには、血管を拡張させて血流を促進するという保温効果があります。

このように、体温を上昇させるということは、すなわち体内の熱代謝をよくするということでもあります。ということは、香辛料もタンパク質も、冷え性改善のみならず体脂肪も燃焼させる効果を併せ持っているのです。

鶏肉や大豆食品など高タンパク・低脂肪の食材を、香辛料を上手に使って調理すれば、タンパク質と香辛料をいっぺんに摂取でき、一石二鳥で効果も倍増です。
また、貝類や海藻類に多く含まれているミネラルのクロムを1年くらい摂り続けると、体内のエネルギー産生は増えていきます。

食材選びと調理法を工夫して、冷え性知らずのスリムな身体に変身しましょう。

健康ワンポイントレッスンカテゴリの最新記事