中国の医療<後編> ~めざましい成長を続ける国の医療~

中国の医療<後編> ~めざましい成長を続ける国の医療~

「新型農村合作医療制度」は、入院保障を主な目的としています。地域によって、入院保障以外に外来診療保障を実施している地域医もあります。しかし、加入者の低い給付率、低い給付額上限および一年間に給付できる回数が決められているのです。例えば、安徽省の規定では、総合病院での外来診療費用への給付率は20%前後、村の衛生室での診療費用への給付率は25%前後といいます。総合病院での外来診療費用に対する給付額上限は、一回につき8~10元、村衛生室での給付上限が、一回につき6~8元である。年間外来診療給付を受ける回数は一人につき7~9回と決められています。

それとは別に、民間の医療保険もあります。これは、私立病院を受診する富裕層向けの保険です。私立病院は外国人向けと同じで、国の保険が適用されませんので、民間の医療保険を使うことになります。
ローカルの病院の場合、事務手続き費が一回の診察につき10元(約160円)ほどで、診察費は内容によります。
処方費は、大体一回300元(約4833円)くらいあれば十分足りるようです。
外国人向けのクリニックの場合は、風邪の診察で一回4000~6000元(約6万4440~9万6 6 6 0円)位かかります。
風邪程度でこんなにも医療費がかかるとは、日本の感覚ならとてつもなく高く感じますね。そのため、総合病院の玄関の前で「安く点滴しますよ」といった無許可の怪しいエセ医者も多くいます。
中国での医療保険は長期の場合で、短期の海外旅行は、旅行保険に加入しておくことが必須です。

以上、中国の医療制度について調べてみましたが、今後も目覚ましく発展していく中国は、政府の政策でもっと効率の良い医療政策に劇的に変わることも予想されます。以前上海に行った時に、大気汚染がひどく青空を見ることはなかったのですが、現在はバイクは電動になり、アプリで使える自転車を数多く配置し、タクシーの数も制限して、瞬く間に環境が良くなり、青空が広がっていました。このことからも政府が主導で、AIを使った診断や、中国全土の膨大な患者データを解析することによって、世界の医療をリードしていく存在として現在世界から注目されております。

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